ニャームコの自由帳🥹

おふねの考察をしたりします

愛の形

2022年12月24日、夜8時。私は近所のラーメン屋のつけ麺大盛りを平らげて、街を彩るイルミネーションを尻目に帰路に就いていた。
男と女の愛を育んだことなど1度もなく、22回目のクリスマスを迎える。

​───────しかし、今年は違う。
我が要塞にはVRが、大型オナホールがある。見失いかけた自分の欲のカタチを定める時が来たのだ。

帰宅後、ローションを暖めながら服を脱ぎ捨て、手早く準備を済ませる。

使用するゲームはおなごたっちVR。Dlsiteで無料でダウンロード出来る。
おなごたっちVR β7 - つあい - Ci-en(シエン)
規制上仕方ないのだが、局部にモザイクがかかっていること以外はよくできたゲームで、モデルに顔がめり込むことなくキスをしたり受け姿勢をある程度自由に変えることができる。Youtubeで動画を上げている人がいるので気になる方はそちらを見てみるといい。

記念すべき1回目は正常位とした。身体をぴったり付けるもよし、上から眺めるのもよしと何かと現実世界とも都合がいい。そして相手の顔が見えるのが◎

VRの特性上トラッキングは頭と腕にしか存在しないため腰を振っても残念ながら画面は動かないが、タイミングを合わせてコントローラーのグリップボタンを握るだけでその問題は解決する。腕を掴んでいる気にもなれるので一石二鳥🐓だ。

仮想空間と現実世界の穴の位置をリンクさせつつ中途半端に温い穴に挿入する。さらなる没入感のために接合部を見ないようにすると、自分の脳が加速的にバグるのを感じる。


そして腰を振るにつれ込み上げる快感と共に、えも言われぬ感情が湧いてくる…




​───────これが、愛なのか。




私の顔を見つめるその娘の中に普段の倍の欲望を解き放ち、例によって賢者モードを迎える。


モノを抜くのすら億劫になる脱力感。


だが、今までのものとは明確な違いがあった。
自分の心を満たすこの感覚。画面の向こう…いや、目の前にいる恍惚とした表情を浮かべるその娘がどうしようもなく愛おしい。


現代の技術に敬意を示すと共に、私は悟った。
これはオナニーではなくセックスであると。


いつか私にダル絡みしてきた陽キャの言葉を思い出す…。その人物によると、愛する人とのセックスは気持ちよさはもとより、満足感や充実感が魅力の大部分を占めるらしい。


重い飯ごうを顔に付けながら腰を振るその様はいささか奇怪なものだろう。


けれど、そこには確かに20年もの間
心から待ち望んだ愛の形があったのだ───────